バッテリーの寿命を延ばす4つの方法と心がけ

フル充電で長期保存しない
リチウムイオン電池にとって、フル充電は最も負荷が掛かっている状態です。すぐに使いたい場合に備えてフル充電での長期保存をしてしまう人は多いと思いますが、バッテリーは50%程度まで使った段階で継ぎ足し充電をするのが理想的です。

また、しばらく使用しない場合も50%程度まで放電しておいたほうが負荷が軽くなり、バッテリーの交換時期を延ばすことができます。

高温状態をできるだけ避ける

リチウムイオン電池は高温に弱いという性質を持っているので、使用中または保存中の温度が高温にならないように意識してください。

真夏の車の中はとても高温になります。そんな日に車の中にノートパソコンを放置するのはダメージが大きいので避けましょう。

また、これはやっている方が多いと思いますが、充電しながら使用するのも実はNGです。フル充電の状態で、しかも充電による温度上昇というダブルパンチになるためバッテリーの交換時期を早めてしまいます。

各メーカーのバッテリーメンテナンスアプリを活用する

大半のノートパソコンには、各メーカーのバッテリーメンテナンス用のアプリが入っています。東芝の「TOSHIBA ecoユーティリティ」など個別のアプリとして提供されている場合や、Mac OSの機能として提供されている場合など形はさまざまですが、おおむね機能は似ています。

これらのサービスにはバッテリーを長持ちさせるためのモードがあるので、それを利用するとバッテリーの寿命を伸ばすことができます。

OSの機能でモニターの明るさを調整する
モニターは大量の電力を消費するため、モニターの明るさを調整することで電力消費を抑え、バッテリーへの負担を軽減することで結果として交換時期を延ばすことができます。

Winodws、MacそれぞれOSの機能で調節が可能なので。Windows、Macそれぞれの方法が書かれています。

ACアダプタとは

ACアダプタとは、ノートパソコンやスマートフォン、テレビやオーディオ類など小型の電化製品に用いられる電源装置のこと。「アダプタ(adapter)」とは英語で「適合させる」という意味であり、コンセントから入力する交流電流(AC)を使用する機器に合わせた形式の電力に変換して出力します。

電気製品の多くは直流(Direct Current)の電源を使用して稼働しますが、電力会社から供給される商用電源は交流(Alternating Current)です。そのため電気製品を使用するには、交流を直流に一度変換しなくてはなりません。 大型の電気製品の場合は製品中にその電源装置が内蔵されていることが多いのですが、小型の電気製品の場合は軽量化・小型化のために電源装置だけで独立しています。これがACアダプタです。(大型製品の場合でも熱やノイズを発生させないためにACアダプタを使用することもあります)

ちなみにACアダプタというとACからDCに変換するアダプタを一般的に指しますが、変圧だけを行うAC-ACアダプタもあります。また「充電器」という呼ばれ方をすることもありますが、あくまでも機器に内蔵されている充電用の電池に電流を送ることが目的であり、ACアダプタ自体に充電制御回路などは組み込まれていません。

ACアダプタには、大きく分けて「トランスタイプ」と「スイッチングタイプ」の2種類があります。どちらもACからDCに電圧を変換するという用途は同じですが、トランスタイプは大型のコイルを使用しているため、大きくて重いという点が大きな特徴。その分構造がシンプルで、ノイズが少なく安価というメリットがあります。 スイッチングタイプは高速でスイッチを切り替えることで電圧を制御するためノイズが入りやすく、また回路が複雑で比較的高価ということが特徴です。その分効率が良く、小型化・軽量化しやすいというメリットがあります。現在は省エネの観点や小型軽量化を求められる背景から、スイッチングタイプが主流になっているようです。