危険な闇サイトの実態と闇サイトから身を守るための知識

ネット上にある膨大な数のサイトは、私達が知りたいと思う情報を提供してくれる強い味方です。しかし一方で、危険な物や情報がやり取りされている「闇サイト」という存在もあります。

物事には表と裏があるように、一般的に利用されているサイトがネットの表の顔だとするならば、闇サイトはネットの裏の顔ということになります。

ネットが社会的に欠かせないものとなり、非常に身近なものとなっている現代では、ネットの裏の顔である闇サイトの存在を知らないと、気づかないうちに事件や犯罪などに巻き込まれてしまうということもあり得ます。そのようなリスクを未然に防ぐために、闇サイトの実態と、安全にネットを利用するための対応策について解説します。

闇サイトが持つ危険性

闇サイトが危険だとされているのは、犯罪に関わるような情報が掲載されているからだけではありません。闇サイトが持つ真の危険性とは、ネットだけでなく現実にも凶悪な影響を及ぼすことです。興味本位で自分の身を危険に晒してしまうことがないように、闇サイトが現実に与える影響とはどのようなものなのか確認していきましょう。

闇サイトから現実の刑事事件が起きている
ニュースで度々、ネットを通じて見知らぬ者同士が犯罪に手を染める事件について報道されることで、闇サイトの存在と危険性を知ったという方は多いと思います。

闇サイト上でのやり取りが現実のものとなり、刑事事件へと発展する例は多く報告されており、最悪の場合人の命を奪ってしまうこともあります。

その懸念が現実になった痛ましい事件がありましたが、これらの事件では動機の安易さと手口の残酷さから、世間や司法のネットに対する常識を覆す契機にもなりました。

容易に犯罪に手を染めてしまう
闇サイトでは、普通に暮らしていれば接触する機会はほぼないといえる違法薬物や拳銃などが当たり前のように売買されており、興味本位でこれらのものを買ってしまうと、所持しているだけで犯罪者になってしまいます。また、お金さえ払えば違法行為を引き受ける者もいるため、たとえ軽い気持ちでも依頼してしまうと、依頼者自身も罪に問われる可能性が高くなります。

ネットを介している安心感からか、多くの人は軽い気持ちで普段はやらないような行動を起こしてしまう傾向が強く、その結果として闇サイトと関わることで、安易に犯罪に手を染めてしまうのです。

ハッキングされた個人情報が拡散してしまう
企業などの不手際によりクレジットカードの情報が流出したという報道がされた時、その報道に接したほとんどの方は危機意識を強く持ったと思います。では、なぜ危険だと感じたのでしょうか。

そこには、流出したカード情報が何者かの手に渡り、悪用されているのではないかという不安や懸念があると思います。

それに対する1つの答えとして、闇サイトでの売買が挙げられます。闇サイトではクレジットカード情報が売られているため、それを手に入れることでなりすまして買い物などができてしまいます。こちらは、2019年時点で実際に存在している闇サイトです。ご覧のようにPayPalというオンライン決済アカウントやクレジットカードの情報が違法に販売されています。これらはすべて、何らかの方法で不正に入手された情報です。

また、売買されているのはクレジットカード情報だけでなく、SNSのアカウント情報あらゆる個人情報が対象となり、拡散されています。そうしてハッキングにより流出した個人情報が闇サイトを通じて誰かの手に渡り、金銭以外の何らかの目的のためにも利用されるリスクが潜んでいるのです。

闇の住人との接点ができてしまう
興味本位で闇サイトにアクセスし、何かしらのコンタクトをする、売っているものを気軽に買ってしまうなどしてしまうと、普段は関わる機会がない闇の住人との接点ができてしまいます。そのような接点ができてしまうことで、最初は興味本位でしかなかったような悪事にちょっとした報酬で手を染めてしまったり、そのような行為がエスカレートしてしまい、いつのまにか犯罪者となってしまうリスクがあります。最悪の場合、殺人など凶悪犯罪に結果的に加担してしまったり、濡れ衣を着せられてしまう可能性すらあります。

これらのリスクは他人事ではなく、闇サイトに関わってしまった全ての人に、平等に降りかかるリスクです。

闇サイトをめぐる動き
これまでに述べた通り、闇サイトは単にネット上だけの危険ではなく、現実に人命を脅かすほどの危険性を持つものです。そのため、闇サイトの存在が明るみになるにつれて、それに対処しようとする動きも活発になってきています。

世界で最も有名な闇サイト「シルクロード」の摘発
シルクロードは世界で最も有名な闇サイトの一つであり、特別な環境でしか見ることができないダークウェブ上に存在していました。そこでは違法ドラックに、盗み出されたアカウントやクレジットカード情報などといった個人情報など、ありとあらゆる違法物品が売買されており、まさに違法取引の温床でした。

このように、犯罪者達の巨大インフラの役割を果たしていたシルクロードの存在を知ったFBIはあらゆる手を尽くして捜査を進めていき、2013年にこの闇サイトは摘発され、閉鎖という終焉を迎えることとなりました。

捜査当局の捜査技術が向上
闇サイトの問題が明るみになってからは、一般の闇サイトはもちろん、シルクロードのように所在場所がダークウェブであってもサーバーや運営者を特定する手法や技術が向上しており、摘発事例が増えてきています。

ダークウェブから一般のウェブに闇サイトが拡大
ダークウェブでも摘発されるのであれば、一般のウェブでゲリラ的に違法物品を販売しようとする者も出てきています。

例えばダークウェブの代わりとして利用されているものの1つに、SNSがあります。TwitterなどのSNSを利用して違法薬物の売買を行う事例や、刑事事件に発展する可能性があるやり取りや依頼も報告されており、実際に事件に発展したケースもあります。

闇サイトの危険から身を守るための対策
闇サイトの危険性をご理解いただいたところで、実際に身を守るための対策を知っておきましょう。何らかの理由で闇サイトを見てしまったとしても事前に対策を知っておけば、身を守るうえで必ず役に立つはずです。
興味はあっても検索しない
見てはいけないと言われるほど見たくなる気持ちは分かりますが、興味本位で検索して見つけてしまった場合、闇サイトを自らの意思で見ることになります。興味はあったとしても、自ら危険に身を投じるような行為はしない方が賢明です。

もちろん、ダークウェブを閲覧するための専用ブラウザを探してインストールすることも、やめておくことを強く推奨します。

闇サイトを見つけても閲覧しない
万が一闇サイトを見つけたとしても、決して閲覧しないようにしましょう。犯罪者が運営している可能性が高いサイトということもあり、サイトにアクセスしただけで脆弱性を悪用する攻撃が始まる可能性も否定できません。(攻撃されたことは分かりません)ほんの少しアクセスしただけで、そのような形で闇の住人に狙われる可能性もあります。危険の大きさから考えても闇サイトを仮に見つけてたとしてもアクセスするのは賢明とは言えません。

闇サイトでは何も買わない、依頼しない
そもそも闇サイトで取引されている情報や物品の大半は一般では売ることができないもの、犯罪に関わる違法性の高いものです。従って、闇サイトで売買することはもちろん、軽い気持ちで依頼をするだけでも犯罪に関わる可能性が高いので、一切関わりを持たないことが基本中の基本です。

万が一何かしらの関係を持ってしまった場合、自分が犯罪者になるリスクだけでなく、被害者になる可能性もあることを考えましょう。

闇サイトで一切の痕跡を残さない
もし闇サイトを見つけてアクセスしてしまったとしても、そこに一切の痕跡を残さないことが危険から身を守る基本となります。書き込みや、個人情報の記載などは論外です。

ほんの少しの痕跡でも探知されてしまったり、自分の知らないところで個人情報が暴かれて売買されるなどといった危険があるのが闇サイトであるため、少しでも関わりを持ちそうなものは全て断ち切ることが非常に重要です。

まとめ
人は見てはいけないと言われたものは、逆に見たくなってしまうものです。しかし、それが闇サイトである場合、見てしまった時のリスクは計り知れないものがあります。自分だけでなく、家族や知人の安全を確保するためにも、万が一に備えて闇サイトの正しい知識を身につけ、適切に対処できるようにしておきましょう。

闇サイトから身を守る一番の方法とは、とにかく一切の関わりを持たないことなのです。

Instagramアカウント削除と一時停止の違い – それらの手順解説

Instagram(インスタグラム)は世代や性別を問わず広く普及しており、世界中の人がそれぞれ好きな画像や動画を投稿したり、最近ではビジネスの分野でも積極的に使われているアプリです。

自分の好きなものを投稿して「いいね!」をもらうことや、画像をたどって好きなものを見つけるのは楽しいことですが、その一方でプライバシーの問題や人間関係への影響など、諸事情によってInstagramのアカウントを削除したいと考えている方も決して少なくありません。

そこでこの記事では、Instagramの退会を考えている方のためにアカウントの削除や一時停止の方法、さらにInstagramアカウントを削除する際の注意点などについて解説していきます。

アカウントの一時停止
Instagramには、退会と一時停止があることをご存知でしょうか?

このことを知らずにInstagramアカウントを削除してしまうと、後になってもう一度Instagramを続けたいと思っても投稿した画像などは元通りにはなりません。

そうならないためにもアカウントの削除を実行に移す前に、退会と一時停止の違いを知っておきましょう。

アカウントの一時停止

Instagramアカウントの一時停止とは、一時的にアカウントを非表示にして他のユーザーから見つけられない状態にする機能のことです。

アカウントが一時的に見えなくなっているだけで、今まで投稿したデータやアカウントはそのまま残っていることから、アカウントを再開すれば停止する前の状態から引き続き利用できます。そのため、アカウントの一時停止は様々な理由で少しInstagramをお休みしたいと思った時に便利な機能です。

ただし、アカウントを再開して使えるようになるまでに少しブランクがある可能性があることと、アカウントの停止は1週間に1回までとされていることに注意が必要です。

Instagramの退会
Instagramの退会が、「アカウント削除」にあたります。

退会した場合は写真やコメントなど、今まで投稿したものに加えて友達リストや「いいね!」の数なども完全に消えることになります。また、再度アカウントを開設する時には、削除したアカウントと同じアカウント名は利用できないことも覚えておいてください。

アカウント削除後のアカウントの見え方
Instagramアカウントを削除した後は、アカウント名を検索してもヒットしなくなります。また、今までつながっていた相手のフォローリストやフォロワーリスクからも、あなたのアカウントは削除された状態になります。

もし、ダイレクトメッセージ経由で表示されたとしても、あなたが今まで投稿した内容は全て削除されており、「このページはご利用いただけません」というメッセージが表示されるうえ、相手がフィードをリフレッシュすると同時にDMのスレッドも削除されるため、メッセージのやり取りは不可能になります。

つまり、アカウントを削除した時点で、他のユーザーはInstagramを介してあなたに接触することができなくなるということです。

Instagramアカウントの削除手順と一時停止手順
ここからは、Instagramアカウントの削除と、一時停止の手順をそれぞれご紹介します。パソコンからであっても、同じ手順で削除や一時停止が可能です。

Instagramアカウントの削除手順
まず始めに、アカウントの削除手順をご紹介します。アカウントの一時停止を行いたい場合は、この次に説明するアカウントの一時停止手順をご覧ください。

手順①
Instagramにログインします。端末によっては常にログイン状態になっていることもあります。もしも複数のアカウントを持っているなら、削除したいアカウントでログインできているか確認しましょう。

手順②
アカウントの削除を実行する前に、過去の投稿データのバックアップを忘れずに取っておきましょう。設定画面にある「セキュリティ」をタップします。

セキュリティ画面を開いたら、「データをダウンロード」をタップします。

ダウンロード画面が表示されたら「ダウンロードをリクエスト」をタップします。

次の画面でパスワードを入力すると、ダウンロードのリクエストの送信画面が表示されます。

しばらくすると登録しているメールアドレスにダウンロード用のリンクを掲載したメールが送信されるので、そのリンクを選択すれば写真や動画などといったデータのダウンロードが可能になります。

手順③
バックアップがとれたら、アカウント削除ページへ移動します。

・Instagramアカウント削除ページ

iPhoneとAndroidなどスマートフォンのアプリからはアカウントの完全削除は不可能なので、SafariやChromeなどのブラウザから上記のアカウント削除専用ページにアクセスして、アカウント削除の操作を行いましょう。ログインできていない場合はまずログインを求められるので、削除したいアカウントでログインしましょう。

ログイン後すぐに、「アカウントを削除」画面が表示されます。アカウントを削除する理由を選択します。

パスワードを再入力し、「アカウントを完全に削除」をタップすると、アカウント削除の最終確認のメッセージが表示されるので、そこで「OK」を選択します。

以上の手順を踏むことで、アカウントが完全に削除されます。

Instagramアカウントの一時停止手順
ここからは、Instagramアカウントの一時停止の手順をご紹介します。アカウントの削除に迷っている方は、ひとまず一時停止状態にしておくことを推奨します。

手順①
ChromeなどのブラウザからWeb版Instagramにログインします。複数のアカウントを持っている場合は、一時停止したいアカウントでログインするようにしましょう。

手順②
ログインができたら、プロフィールを編集する画面に移動します。その画面の一番下に「アカウントを一時的に停止する」というメニューがあるので、それをタップします。

手順③
アカウントの一時停止画面に移動したら、アカウントを停止する理由とパスワードの再入力を求められるのでそれぞれを入力し、「アカウントの一時的な停止」をタップします。

以上の手順を踏むことで、アカウントを一時的に停止することができます。アカウントを再開したい時は、アプリやWebなどからInstagramにログインすれば利用が可能になります。

Instagramアカウント削除における注意点
Instagramアカウントを削除する際には、いくつか注意しておきたいことがあります。次に挙げる注意点をよく確認したうえで、本当にアカウントを削除して良いのか判断することを推奨します。

使わないアカウントは削除する
使われなくなったInstagramアカウントをそのまま放置している方を見かけることもあるかと思いますが、画像や動画からは撮影場所などをはじめ、想像以上に情報を得ることができます。撮影しているものにもよりますが、Instagramから個人が特定される可能性も否定はできません。しかし、アカウントがInstagram上に存在している限り、誰かに過去の投稿を見られる可能性が高いといえます。

そのため、使用しなくなったアカウントはセキュリティを考慮して削除しておく方が安全だと考えられます。

.アプリをアンインストールしてもアカウントは残る
Instagramをスマートフォンからアンインストールするか、ログアウトを行うことで、アカウントが削除できていると誤解している方がいます。

アンインストールはスマートフォンからアプリを削除しただけで、Instagram上にアカウントは残っているため、他のユーザーからはこれまで通りあなたが投稿した画像や動画などを見ることができる状態になっています。

これは、ログアウトにも同様のことがいえます。

従って、過去の投稿をきれいさっぱり削除してリセットしたいのであれば、Instagramアカウントの削除手順を参考にしてアカウントを削除するようにしましょう。また、当然のことではありますが、アカウントの一時停止も他のユーザーから投稿を見ることはできませんが、アカウントの削除にはなりません。

アカウント削除後の猶予期間がない
TwitterやFacebookはアカウント削除後、30日以内ならアカウントを復旧できる猶予期間が設けられています。しかし、Instagramには猶予期間が設けられていないので、アカウント削除が完了した瞬間にアカウントは完全に消滅することになります。

また、削除が完了したアカウントは基本的に復旧が不可能なので、アカウントの削除は慎重に行うことが必要です。

まとめ
Instagramの更新や情報を追いかけることから少し離れて休みたい方や、アカウントを整理したいと考えている方は少なくありません。そのような時は、この記事を参考にしてアカウントの削除や一時停止の仕組みについて理解を深め、ご自身に合った方法を選ぶことで、Instagramとの距離をうまく保つことに役立ててください。

スマホで印刷するには?その方法と各種サービス紹介

スマホを使って写真や書類を印刷する方法をお探しですか?今やスマホはパソコン並みの性能を備えており、写真や書類を取り扱うことも十分可能です。しかもスマホはカメラが内蔵されているので、写真をそのままスマホから直接印刷したいという場面も多いことと思います。

そこで、この記事ではスマホから直接印刷をする方法として自宅のプリンターを使う方法と、コンビニエンスストアに備え付けられているプリンターを使って外出時に印刷する方法を解説します。

また、外出時にプリンターを使う際のセキュリティ的に注意しておきたい点についても解説します。

スマホと印刷機はWi-Fi接続なので配線不要

スマホから印刷するとなるとUSBなどのケーブルでプリンターと接続して・・・という方法を想像する方もおられるかも知れませんが、スマホにはWi-Fi機能があるので、Wi-Fi接続可能なプリンターであれば直接Wi-Fi接続することで印刷が可能です。

つまり、配線は不要です。このこともスマホ印刷のメリットです。

外出先で急遽印刷したい時もOK
外出先で印刷していない書類があることに気づいても、スマホがあれば慌てる必要はありません。スマホからコンビニエンスストアのプリンターを使って書類を印刷することができるので、そんな「いざ」という時のためにもこの記事で解説する印刷方法を覚えておくと便利です。

外出先のスマホ印刷はセキュリティに注意が必要
自宅で印刷をする時であればそれほど気にしなくても良いですが、外出先でスマホ印刷をする際には情報漏洩に対する注意が必要です。
このことについては、記事の最後に注意事項として解説します。

スマホから自宅プリンターを使って印刷する方法
スマホと自宅にあるプリンターで印刷をする方法を解説します。基本的な仕組みと、主要メーカー別の印刷方法も解説します。

スマホ印刷に必要なもの
自宅でスマホ印刷をするために必要なのは、スマホ本体と家庭用プリンター、あとはそれぞれのプリンターメーカーが用意しているスマホ印刷用のアプリなどです。

スマホ印刷の方法 iPhone編
iPhoneには、AirPrintというスマホ印刷用の機能があります。方法はとても簡単で、iPhoneと印刷に使いたいプリンターが同じWi-Fiネットワークに接続されている状態で、印刷したい写真や書類を表示します。

そこで左下のアクションアイコンをタップ、「プリント」というプリンターのアイコンをタップします。

あとは印刷に使うプリンターを選択、枚数を指定するだけです。

Appleの公式サイトにも解説がありますので、そちらもご覧ください。

スマホ印刷の方法 Android編
iOSのAirPrintのような機能は、Androidにもあります。Androidではクラウドプリントという機能で同様にスマホ印刷ができます。

クラウドプリントという名称の通り、このサービスはクラウド経由で印刷したいデータを送り、クラウドプリントに登録されているプリンターから出力されるという仕組みになっています。

つまり、同一のWi-Fiネットワークに接続されている必要はなく、パソコン経由などでインターネットに接続できるプリンターがあればどこからでも印刷データを送ることができます。

事前準備として、最初にGoogleアカウントにログインしているChromeに「chrome://devices/」と入力をして「プリンタを追加」を選択、プリンターを追加しておきます。

Googleクラウドプリントに対応しているプリンターである必要があるので、お使いのプリンターが対応しているかどうかは、「クラウド対応プリンタ」のページで確認してください。

この設定を完了しておくと、あとはスマホ側で印刷をする時に追加しておいたプリンターが表示されるので、それを選択して印刷を開始するだけです。
Googleの公式サイトにも解説がありますので、そちらもご覧ください。

主要メーカー別 Androidスマホから印刷する方法
Androidスマホから主要なメーカーのプリンターを使って印刷をする方法をご紹介します。クラウドプリントに対応していない場合や、ちょっと難しいとお感じの方は、こちらからでもスマホ印刷が可能です。
エプソン
「Epson iPrint」というアプリをダウンロードして、そのアプリからエプソン社のプリンターを使って印刷ができます。

キヤノン
「Canon Print Service」という機能を使って、スマホアプリ経由での印刷が可能です。

ブラザー
ブラザー社の場合も、Android用アプリをダウンロードして、そのアプリ経由でスマホ印刷ができます。

スマホからコンビニエンスストアのプリンターを使って印刷する方法

スマホがあれば、最寄りのコンビニエンスストアのプリンターを使って印刷をすることもできます。ここでは大手コンビニエンスストアの印刷サービスをご紹介します。

スマホ印刷に必要なもの
コンビニエンスストアの印刷サービスを使うメリットは、スマホ以外の必要なものがすべてコンビニエンスストアに備わっていることです。必要なものは枚数に応じて発生する印刷料金だけです。

印刷料金は、おおむね白黒だと1枚あたり数十円です。

主要コンビニ別 スマホ印刷方法
主要なコンビニエンスストアで用意されている印刷サービスをご紹介します。

セブンイレブン(かんたんnetprint)
セブンイレブンには「netprint」と「かんたんnetprint」という印刷サービスがあります。「かんたんnetprint」は登録不要でとにかく手軽なので、とりあえず印刷したいという方はこちらが便利です。

「かんたんnetprint」のアプリをダウンロードして、そのアプリから印刷したいファイルをアップロード、その時にプリント予約番号が発行されるので、あとはセブンイレブンにあるプリンターにその番号を入力すると印刷が始まります。

ローソン、ファミリーマートなど(ネットワークプリント)
ローソンとファミリーマート、さらに北海道地区に多くの店舗があるセイコーマートでは共通の「ネットワークプリント」という印刷サービスを提供しています。

iOS、Androidそれぞれにアプリが用意されているので、そのアプリをインストールして、アプリ上に印刷したいファイルを登録しておいて、コンビニエンスストアからユーザー番号を入力すると登録済みのファイルが表示されます。あとはそれをタッチして印刷するだけです。

スマホ印刷で注意したいセキュリティ項目
最後に、スマホ印刷を利用するのにあたってセキュリティ面の注意事項を2つ解説します。

外出先で印刷したら置き忘れに注意
コンビニエンスストアなど、外出先で印刷をした場合は印刷物の置き忘れにご注意ください。よくコピー機に原本の置き忘れやプリンターに印刷ミスをしたものを置き忘れている光景を目にしますが、仮にそれが機密書類などであれば非常に困ることになります。

外出先のプリンターで個人情報を印刷する安全性について
外出先のプリンターを利用する際、プリンターに一時的に印刷データを置くことになります。この安全性はどうなのかと懸念をお持ちの方もおられると思いますが、サービスを提供している各社はデータを消去してセキュリティに配慮しているとアナウンスをしているので、ひとまず安心して良いと思います。

それでもやはり気になるという場合は、機密性の高い書類などは外出先で印刷しないようするのが最も確実です。

まとめ
スマホがあれば印刷も簡単にできるということをお伝えするために、主要なサービスや方法をご紹介してきました。どれも便利な機能や仕組みなので、覚えておいて損はないでしょう。

 

Googleからのウイルス警告への対処法と今後の対策

パソコンやスマホなどを使用していて、突然Googleからウイルスの警告が表示されてお困りではありませんか?Googleのロゴマークも入っているので、どうやらGoogleがウイルスか何かセキュリティ上の問題を検知してそれを警告として発しているようにも見えます。

画面をよく見ると、問題を解決する方法としてボタンをクリック(タップ)するように指示しているので、今すぐ解決を・・・とお思いの方は、ちょっと待ってください。

結論から先に申し上げますと、その「Googleからのウイルス警告」は偽物です。なぜそう言い切れるかは後述していきますが、偽のウイルス警告画面の指示に従ってしまうと、その罠を仕掛けた者の思うつぼになってしまいます。

では、どうするのが良いのか?今すぐ取るべき対処と、今後同様の被害に遭わないための対策を解説していきます。

Googleからのウイルス警告画面が表示される理由と目的
Googleの名前を使うばかりか、さまざまな演出を凝らしてユーザーを不安にさせようとするフェイクアラートですが、これを仕掛ける者にはどんな目的や利益があるのでしょうか。

詐欺目的の広告
Googleの名前を勝手に使ってまでユーザーを騙そうとする目的の大半は、詐欺広告です。アフィリエイトといって広告主に代わって集客するネットビジネスがありますが、フェイクアラートの多くはアフィリエイト広告の一環として悪用されているのが実情です。

アフィリエイターとして登録をした者がフェイクアラートを仕掛け、不安を煽られたユーザーが該当のアプリをインストールすることでフェイクアラートを仕掛けた者に報酬が入るという仕組みです。

紹介されるアプリは必ずしも悪質ではなく役に立つものもありますし、企業に代わってアプリ販売を行うアフィリエイト自体に問題はないのですが、このように不安を煽る手口で報酬を稼ごうとするところに問題があります。

このような行為はユーザーに不本意にお金を支払わせるばかりか、本来役に立つはずのアプリの評判を著しく低下させることになります。

不正アプリをインストールさせようとする可能性も
アフィリエイト広告の一環でフェイクアラートを仕掛けている場合は、間違って対象のアプリをインストールしてしまってもアプリ自体が危険なわけではないので、安全性という意味では問題はありません。

しかし、最初から不正アプリのインストールを目的としている場合は、その不正アプリをインストールしてしまったばかりに本当にウイルス感染してしまう恐れがあります。アフィリエイト目的よりも悪質と言えるパターンなので、やはりフェイクアラートの指示に従うことは危険です。

フィッシング詐欺への誘導
前項の不正アプリを通じたウイルス感染と同様に悪質と言えるのが、フィッシング詐欺への誘導です。フィッシング詐欺とはユーザーの個人情報を偽のページに入力させて窃取、その情報を使ってなりすましや金銭の盗み出しなどを行う犯罪行為で、万が一引っかかってしまうと実害に発展する危険があります。

偽のウイルス警告で不安になってしまったユーザーをフィッシングサイトに誘導し、そこに個人情報の入力欄があったら入力してしまうユーザーがいたとしても不思議ではありません。

フィッシング詐欺ってどういうもの?と関心を持たれた方は、「フィッシング詐欺とは? | 被害・実例・対策」も併せてお読みください。

そもそも、なぜ偽のウイルス警告が表示されたのか
Googleを騙るウイルス警告を仕掛ける側の目的や意図は解説してきた通りですが、それでは逆になぜそのような画面が表示されてしまったのでしょうか。

これは一概には言えませんが、アダルト関連や裏情報が掲載されたサイトなど、一般的に怪しげなサイトと見なされるようなサイトにアクセスしようとすると表示されるパターンが最も多く見られます。

興味本位で怪しげなサイトを閲覧しようとしたらウイルス警告が表示されてビックリした・・・というパターンに心当たりはある方もいらっしゃるでしょう。

「Googleのウイルス警告」からの被害に今後も遭わないための対策

指示にさえ従わなければ危険はないというものの、「Googleのウイルス警告」が表示されるのは気持ちの良いものではありません。今後この被害に遭わないようにするための対策を4つのポイントにまとめました。

興味本位で怪しげなサイトにアクセスしない
前章でも述べましたが、「Googleのウイルス警告」が表示されるのは怪しげなサイトにアクセスしようとした時が大半です。興味本位でついつい閲覧したくなるようなリンクに遭遇することもありますが、そこには何か罠が仕掛けられているのではないかと疑ってかかるべきです。

メールやSNS経由で届いたリンクに安易にアクセスしない
日々何通も届く迷惑メールに加えて、最近ではSNS経由でもよく分からない差出人からメッセージが届くこともあります。

こうしたメッセージの中にリンクがあるというのは、やはり怪しいと見るべきでしょう。広告目的で送信してきているのは間違いないので、そのためにフェイクアラートを使ってくる可能性があります。

デバイスではなく人を狙った手口なので落ち着いて対処する
ウイルスなどマルウェアは、使用しているデバイスを狙ったものです。それに対してフェイクアラートは、人間を狙ったものです。Googleのロゴを勝手に使っているのも、その警告内容に信憑性を持たせるためです。

日常的にGoogleのサービスを利用している方や、Android端末を利用している方であればGoogleとの関わりは深く、そのGoogleからウイルス警告が出ているのは大変だ・・・となってしまうわけです。

あくまでも人間が不安になってしまう心理を悪用した手口なので、警告音やカウントダウンなどの「演出」を伴っていたとしても、慌てず冷静に対処してください。

.セキュリティアプリを導入する
フェイクアラートに限らず、セキュリティアプリを導入しておくことは自分を守る基本です。主要なセキュリティソフト(アプリ)には体験版があるので、もしかして本当にウイルスに感染しているかもしれないと不安をお感じの場合は体験版で駆除を試みてください。

その後もセキュリティソフトアプリを導入しておくと、本物のウイルスなどさまざまなリスクからデバイスや自分自身を守ってくれるので、導入をしておいて脅威を水際で防げるようにしておくことを強くおすすめします。

まとめ
突然表示された「Googleからのウイルス警告」に驚かれた方も多いと思いますが、その中身が単なる偽物で広告収入目的であることが分かれば、適切に対処すれば大丈夫と安心していただけたのではないでしょうか。

もちろんGoogleの許可を取っているはずもなく、そこまでしてユーザーを騙そうとする輩がたくさんいるということを認識して、しっかりとお使いのデバイスとご自身を守る意識を持つようにしましょう。

LINEのロック設定でトーク内容とプライバシーを守る方法

LINEで秘密の話をしたことありますよね?電話するようなことでもないし、手軽だし、ついLINEで長時間やり取りした経験は多くの方があるかと思います。

しかし、LINEは多くの人が使っていて使用法を覚えているからこそ、ロック設定をしっかりしておかないと第三者に秘密の話を盗み見られたり、勝手に操作をされてしまうというリスクがあります。

今回はこのようなLINEにおけるリスクを解消し、より安心して快適に使うためのロック機能について解説します。

LINEのロック機能を有効にする方法
ここまでで、ロック機能を設定した場合に使い方がどのように変わるのか説明しました。デメリットも含めてロック機能について把握したところで、実際にどのように設定すればいいのかを解説します。

パスコードロックの設定手順
Android版とiPhone版、それぞれのパスコードロックの設定手順を解説します。当然ですが、設定したパスコードを忘れないようにしなくてはなりません。

Android版LINEの設定手順
手順①
友達画面の右上にある歯車マークをタップし、「設定」メニューに移動します。

手順②
設定メニューにある「プライバシー管理」をタップし、「パスコードロック」にチェックを入れます。

手順③
パスコード入力画面が表示されたら、4桁の数字をパスワードとして設定します。入力し終えたら、再入力画面にてもう一度同じパスワードを入力します。

設定したパスワードは忘れないように、必ず控えておくようにしてください。以上でパスコードの設定が完了します。

iPhone版LINEの設定手順
手順①
友達画面の上部にある歯車マークをタップし、「設定」メニューに移動します。

手順②
設定メニューから「プライバシー管理」メニューに移動し、「パスコードロック」をオンにします。

手順③
パスコード入力画面が表示されるので、パスワードとして4桁の数字を設定します。確認のため再入力画面にて、もう一度同じパスワードを入力します。

設定したパスワードは忘れないように、必ず控えておくようにしてください。これでパスコードの設定が完了します。

【生体認証を設定する方法】
iPhone版のLINEには、生体認証でロックを設定する機能があります。指紋認証のTouch ID、また機種によっては顔認証のFace IDが利用可能です。
すでにTouch IDやFace IDの登録をしていれば、LINEアプリでの設定方法はプライバシー管理メニューにてTouch IDやFace IDをオンにするだけです。
これらの設定をしておけば、パスコードロックを解除する度にパスコードを入力する手間を省くことができます。なお、Touch IDやFace IDの設定方法については、以下の記事に詳しい解説がありますので、そちらをご参照ください。

ロック機能が有効になったLINEの起動方法
LINEアプリを起動しようとすると、パスコード入力を求める画面が表示されます。
パスコードを入力してロックが解除されると、LINEが使用できるようになります。

LINEのロック状態を解除する手順
パスコードによるLINEアプリのロックを解除したい場合は、以下の手順で解除することができます。

手順①
友達画面の右上にある歯車マークをタップし、「設定」メニューに移動します。

手順②
設定メニューにある「プライバシー管理」をタップしてプライバシー管理メニューに移動した後、「パスコードロック」のチェックを外します。

LINEのパスコードを忘れた場合の対処法
万が一パスコードを忘れてしまった場合はどうすればいいのか、考えられる対処方法がいくつかあります。

思いつく限りパスコードを試してみる
ツールやアプリによってはパスワードの入力回数に制限があり、その制限を超えてしまうと一定時間利用できなくなるケースがあります。

しかし、LINEは特に回数制限を設けていないので、何度も入力を試すことができます。

パスコードが分からなくなった場合、理論的には1万通り試すと当てることができることになりますが、この方法は現実的ではないため、思い当たるものを数回試して分からなければ別の方法を試した方が良いでしょう。

LINEアプリを再インストールする
思いつく限りパスコード入力を試してみてもロックを解除できなかった場合は、一度アンインストールし、再度インストールする方法があります。

しかし、この方法は実行するとトーク履歴が失われてしまうデメリットがあります。

そのため、LINEを起動できなくなるトラブルに備えて、定期的にトーク履歴のバックアップをとることをおすすめします。

再インストール時にトーク履歴を残すためにバックアップを取ろう(Android)

ここでは、Android版LINEのバックアップ手順として最も手軽であるGoogle Driveを使う方法を解説します。

手順①
古いバージョンでバックアップしたデータが復元できないというトラブルを防ぐために、AndroidとLINEがバージョンアップできる場合は、最新版にアップデートしておいてください。

手順②
友達画面の右上にある歯車マークをタップし、設定メニューの基本設定にある「トーク」を選択します。

手順③
トークメニューの「トーク履歴のバックアップ・復元」を選択します。

手順④
「トーク履歴をバックアップ・復元」メニューにある「Googleアカウント」を選択し、任意のアカウントを選択し、「OK」をタップします。

新規にアカウントを追加する場合は、「アカウントを追加」を選択します。

手順⑤
バックアップ先のGoogleアカウントが設定されたら、「Googleドライブにバックアップする」を選択し、バックアップを開始します。

手順⑥
バックアップ中が表示された後、「前回のバックアップ」の日付と容量それぞれに表示がされたら、全てのトーク履歴のバックアップが完了となります。

写真や動画などは復元できなくなる可能性があるため、大事な写真や動画はあらかじめ別に保存しておいた方が安心です。

スタバなど無料Wi-Fiで注意したいリスクとその解決法

スタバ(スターバックスコーヒー)など、最近では店内に無料Wi-Fiサービスを設けているカフェが多くなっています。このWi-Fiサービスを使えばスマホのデータ通信料節約になりますし、ノマドワークなどノートパソコンで仕事をする人にとっても快適です。

特にスタバではWi-Fiだけでなく電源コンセントを利用できる席を設けていることもあり、ノートパソコンを広げている人の姿も珍しくありません。

とても便利なサービスなだけに利用者からも人気ですが、セキュリティなどに関する不安や疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、スタバなどの無料Wi-Fiサービスを安全かつ快適に利用するために必要な知識を、セキュリティ面を中心に解説します。

スタバWi-Fiを安全に利用する方法

暗号化されていないWi-Fiであっても、VPNというサービスを使うことによって暗号化をして、通信内容の覗き見を防ぐ方法があります。VPNとはVirtual Private Networkの略で、日本語では仮想専用線と訳されています。

暗号化をすることで擬似的な専用線を作り、そこでデータをやり取りすることでその内容が守られるという仕組みです。VPNについての詳しい解説や具体的な利用方法については、以下の記事をぜひご参照ください。

セキュリティソフト(アプリ)を導入、最新の状態に保つ
暗号化されていないWi-Fiでの通信に限らず、あらゆるリスクへの対策という意味においてセキュリティソフトを導入して常に最新の状態に保っておくことは有効です。どの製品も期限内は有料版と同様の機能が無料で使用できます。

最近ではパソコンだけでなくスマホを狙った脅威も顕在化してきているので、スマホユーザーの方も他人事と思うことなく対策をしておきましょう。これらの実績のあるセキュリティソフト企業がリリースしているセキュリティアプリであれば、実際に存在する数多くのマルウェアを検知してくれます。

ファイル共有設定を無効にしておく

LAN内のデバイス間でファイルのやり取りをする際に共有機能を使うと便利ですが、暗号化されていない公衆Wi-Fiに接続している場合は、同じLANの中に他人も接続されている状態になるため、ファイル共有の設定を無効にしておくことをおすすめします。

スタバのWi-Fiはこの設定が有効になっていても共有ファイルにアクセスできないように設定されていますが、特にスタバ以外のWi-Fiに接続する可能性がある場合は無効にして用心するに越したことはありません。

トイレなど離席時の覗き見を防ぐ

先ほど直接的な覗き見のリスクについて述べましたが、このリスクを解消するためにトイレなど離籍席をする際に画面を閉じておきましょう。もちろん画面を閉じてから再開する際にはパスワードの入力を求める設定にしておくことも必須です。

スマホの場合は離席する時も持って席を立つことを強くおすすめします。スマホの場合はロック画面を設定していたとしても端末そのものの盗難リスクがあるため、常に身につけておくのが無難です。

スマホにスクリーンロックが必要な理由とOS別の設定方法

スマホでスクリーンロックをかける方法
Android、iOSそれぞれに共通してスクリーンロックをかけるには、電源ボタンを押して画面をオフにするだけです。再度電源ボタンを押して操作をしようとすると、スクリーンロック画面から始まります。

OS別スクリーンロックの設定方法 パソコン編
スマホに続いて、パソコンのスクリーンロック設定方法を解説します。ノートパソコンなど持ち歩くことが多いデバイスをお使いの場合は、特にスクリーンロックを設定しておくことをおすすめします。

Windowsでスクリーンロックを設定する方法
Windows10でスクリーンロックを設定するには、スタートメニューの「設定(歯車アイコン)」→「アカウント」→(左メニューの)「サインインオプション」の順にクリックして進みます。
「サインインを求める」という欄が一番上にあるので、そこをクリックして「PCのスリープを解除する時間」に切り替えます。
スクリーンロック解除の方法は、同じ画面でパスワード、PIN、ピクチャパスワードから選ぶことができます。パソコンの場合はフルキーボードがあるので、番号だけのPINではなくパスワードを設定しておくのが最も手軽で確実でしょう。

Windowsでスクリーンロックをかける方法
Windowsでスクリーンロックをかける最も簡単な方法は、「Windowsキー+L」の操作です。Windowsキーとはキーボード左下部にある四角が4つ描かれたWindowsロゴのボタンです。これを押しながらLキーを押すと、即座にスクリーンロックがかかります。
ノートパソコンでは画面を閉じたらスクリーンロックがかかるように初期設定されている場合が多いので、その場合は画面を閉じて再び開いた時にスクリーンロック状態になります。

macOSでスクリーンロックを設定する方法
macOSにはスクリーンロックという名前の機能はないのですが、パソコンがスリープの状態から回復する際にパスワードを要求するように設定することで、スクリーンロックと同様の効果を得ることができます。
そのための手順は、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」の順にクリックして進み、「スリープ解除/スクリーンセーバ解除にパスワードを要求」にチェックを入れてパスワードを設定するだけです。
以後、パソコンがスリープから回復する時にはパスワードの入力が必須になります。
macOSでスクリーンロックをかける方法
macOSでスクリーンロックをかける最も簡単な方法は、「Ctrl+Shift+電源ボタン」の同時押しです。この3つのボタンを同時押しすることで、即座にスクリーンロック状態に切り替えることができます。

MacBookの場合は画面を一旦閉じるとスクリーンロック状態になります。再び画面を開いて操作する時にはパスワードが要求されます。

スクリーンロックの正しい使い方
スクリーンロックによって第三者が自分のデバイスを勝手に操作するリスクを軽減することができるわけですが、そのセキュリティ効果を維持するために留意しておきたいポイントを4つ解説します。

パスワードやパターンを他人に知られないようにする
スクリーンロックに限ったことではありませんが、ロック解除のためのパスワードやパターンは自分だけが知っているからこそ安全性が保たれます。他人に知られてしまっては意味がないので、くれぐれも他人に知られないように、また他人に知られる可能性のある保管のし方はしないようにしてください。

もし、誰かにそれを知られた可能性があるならば即座に変更することを強く推奨します。

他人に推測されやすいパスワードやパターンを使わない
一般的なパスワード管理でよく言われていることですが、他人から簡単に推測されるような単純なパスワードや、自分の名前、生年月日などを使うことは好ましくありません。ロックパターンについても単純な図形だと何度か試しただけで破られてしまう可能性があるので、自分しか分からないような複雑なパターンにしておくことが有効です。

また他のサービスや銀行のキャッシュカードの暗証番号などと同じパスワードや数字を使い回すことも非常に危険です。

ちょっと目を離す時でもスクリーンロックを習慣づける
デバイスの前から席を立つ時や、目を離す時、自分の代わりにそのデバイスを守ってくれる最大の味方はスクリーンロックです。ちょっと目を離すだけという時であってもそのスクリーンロックをかけておかないとその味方も力を発揮できません。

カフェで仕事をしている人がトイレで席を立つ際にパソコンの画面を開いたままにしている光景を目にすることがありますが、たとえトイレに行っている間だけであっても画面を閉じてスクリーンロックを有効にしておくのが無難でしょう。

パスワードは可能な限り複雑なものにする
スクリーンロックのパスワードで一番簡単なものは4桁の数字が一般的ですが、可能な限り英数字を組み合わせた複雑なものを使いましょう。

当然ながら4桁の数字よりも英数字を含んだパスワードの方が安全であることがその理由です。

生体認証のデバイスが増え、指紋や顔の認証でスクリーンロックの解除も簡単になり、毎回のロック解除にパスワードを入力する機会は減ったので少々複雑なパスワードであっても生体認証が無い時と比べると手間は格段に減ったはずです。

万が一、パスワードを入力するところを人に見られても4桁の数字よりも覚えられる可能性は低いと言えます。

スクリーンロックだけに言える事ではありませんが、パスワードは推測されにくい複雑なものであるに越したことはありません。

まとめ
パソコンやスマホを何者かに勝手に操作されてしまうことの恐ろしさは記事の冒頭で解説した通りですが、これらのリスクは多くの方がすでに認識されていることだと思います

特にスマホはコンパクトで持ち歩きやすい上に個人情報やプライバシーの宝庫とも言われており、紛失や盗難が現実になった時のリスクはとても高くなってしまいます。万が一紛失や盗難が現実になった時であっても、中にある情報を守るためにスクリーンロックを習慣づけておきましょう。

情報漏洩を防ぐBitLockerの設定方法と、回復キーの管理について

モバイルデバイスの発達により、仕事などでノートパソコンを持ち歩く人や、打合せなどに持参する人など、持ち運べるというノートパソコンの特性を活かした使い方が一般的になっています。

さらに最近はノマドワーカーやオフィス自体を持たない会社など、特定のオフィスを必要としない働き方が増えてきており、ノートパソコンをあらゆる場所に持ち出して仕事ができるようになってきています。

しかし、ノートパソコンを持ち出す機会が増えたことに比例して、機密情報を含む情報のかたまりであるノートパソコンを介した情報漏洩のリスクも高まっています。

そこで今回は、情報漏洩を防ぐ有効な手段であるBitLockerの紹介と、その設定方法を解説します

BitLockerによるデータの管理手順
BitLockerによるデータの暗号化と、暗号化解除の手順を解説します。
BitLockerの設定手順
BitLockerを設定して、ドライブのデータを暗号化する手順を解説します。
手順①
USBやパソコンに内蔵されている固定データドライブなど、暗号化したいドライブを右クリックし、「BitLockerを有効にする」を選択します。
手順②
「このドライブのロック解除方法を選択する」という画面が表示されます。
「パスワードを使用してドライブのロックを解除する」を選択し、任意のパスワードを設定します。パスワードが短すぎると、不正アクセスをされた際に解析されやすいリスクがあるので、できる限り長めに設定することを推奨します。
スマートカードを使用する場合は、「スマートカードを使用してドライブのロックを解除する」を選択します。
手順③
「回復キーのバックアップ方法を指定してください。」という画面が表示されるので、任意でバックアップ方法を指定します。
パスワードを忘れてしまった時や、スマートカードを紛失したとしても、回復キーがあればドライブのアクセス権を回復することができるので、複数のバックアップをとることを推奨します。詳細なバックアップ方法は後述します。
手順④
「ドライブを暗号化する範囲の選択」画面が表示されたら、任意で暗号化の範囲を選択します。
「使用済みの領域のみ暗号化する」を選択した場合は、現在のドライブにおいて既存データがある領域のみが暗号化されるため、暗号化の時間が短縮されますが、未使用部分の領域を第三者に読み取られるリスクがあります。
従って、より安全性の高いセキュリティ対策をするのであれば、「ドライブ全体を暗号化する」を選ぶ方が無難です。
手順⑤
「使用する暗号化モードを選ぶ」画面において、暗号化モードを選択します。
「新しい暗号化モード」は新しい暗号化技術を用いるため安全性は高まりますが、Windows 10以外のOSとの互換性がありません。
そのため、暗号化したドライブをWindows 7など他のバージョンの環境でも使用する可能性がある場合は、「互換モード」を選択するようにしましょう。
手順⑥
「暗号化の開始」を実行すると、選択したデータドライブの暗号化が開始されます。
暗号化が終了すると、対象のドライブのアイコンに鍵アイコンが表示されます。

iPhoneを売りに出す前に!端末の初期化/バックアップと復元の全手順

機種変更やiPhoneの下取り、端末の不具合などでiPhoneを初期化しようとお考えですか?iPhoneを初期化すると大切な写真などのデータも失われてしまうので、ちゃんとバックアップした上で初期化をするための正しい方法を知りたいとお感じではありませんか?

iPhoneの中は個人情報の「宝庫」なので、特にiPhone端末を売りに出したり譲渡する際にはしっかりと初期化をしておきたいところですが、その一方で大切なデータを失うことなく次の端末にも引き継ぎたいものです。

初期化に備えてiPhoneをバックアップする方法

iPhoneのバックアップを行う方法は、2つあります。Apple社のクラウドサービスであるiCloudを利用する方法と、パソコンと接続しiTunesを利用してバックアップを行う方法、それぞれのバックアップと復元の方法を解説します。

iCloudを利用する方法

iPhoneを利用しているユーザーは、iCloudというクラウドサービスを利用することができます。5GBまで無料で利用できて(有料であれば最大で2TBまで利用可能)、そこにiPhoneのファイルをバックアップすることができます。クラウドサービスなのでネットワークにつながれば「いつでも、どこでも」バックアップをできることが大きなメリットで、万が一iPhone本体を紛失したとしてもiCloudから大切なファイルを復元することができます。

このiCloudを使えば、iPhoneの初期化に伴って消去されるファイルのバックアップと復元が可能です。しかも、クラウドサービスなので特に何かバックアップのためのデバイスやケーブルを用意する必要がなく、Wi-Fi環境があれば今すぐ利用可能です。

iCloudによるバックアップの手順

iCloudを利用するにはWi-Fi接続の環境が必要なので、最初にご自宅やオフィスなどのWi-Fiに接続します。理由はバックアップに伴って大量のデータを通信するため、4G回線などを利用すると高額の通信料金が発生したり通信制限を受けてしまう可能性があるからです。

Wi-Fiに接続した状態で、「設定」→「iCloud」→ご自身のユーザー名→「iCloud」の順にタップしていきます。

次の画面を下にスクロールすると出てくる「バックアップ」をオンにします。すでにオンになっている場合は、そのままでOKです。このスイッチがオンになっていると、以後iPhoneのデータが自動的にiCloudへバックアップされるのでとても便利です。

ちなみにAppleには「iCloud Drive」というサービスもありますが、こちらはiOS端末とパソコン間でファイル共有するためのアプリで、iPhoneのデータをバックアップするものではないのでご注意ください。

初期化に備えて現段階の最新データをバックアップするには、この画面の「今すぐバックアップを作成」をタップします。

Cloudによる復元の手順
初期化された、または新たなiPhoneを起動すると「こんにちは」と表示された画面から始まります。バックアップデータを復元するには大量のデータ通信が発生するので、設定画面ではWi-Fiネットワークを選択して、予めWi-Fiに接続しておきます。

iOS設定アシスタントが「iPhoneを設定」の画面になったら、ここで「iCloudバックアップから復元」をタップします。iCloudへのサインインに必要なIDとパスワードを入力して、次の画面でバックアップデータを選択します。

【重要】パスワード管理は厳重に!
ここで注意したいのはiCloudのパスワード管理です。せっかくバックアップをしておいたのに、iCloudのパスワードを忘れてしまうと復元することができません。本体内に保存しておいたとしてもiPhoneを初期化するとそのメモごとなくなってしまうので、本体とは別にメモをしておくなどの管理をおすすめします。

表示されているバックアップデータのうち、最も新しいものをタップするとiCloudバックアップデータからの復元が始まります。「アップデートが完了しました」と表示されたら、復元完了です

【iPhone】バッテリー劣化を防止する3つの対策とは?

バッテリー劣化を防止する3つの対策

ここまでiPhoneのバッテリー交換について見てきましたが、最後にバッテリー寿命を長持ちさせるポイントについて、いくつか挙げておきます。

(1)適正温度(※Appleによると16~22°C)を超えた状態で充電しない
(2)充電中はスマホケースをはずすこと
(3)新しい節電技術を利用するため、最新のソフトウェアにアップデート

基本的には上記3つを守ることで、バッテリーの劣化を抑制する効果に期待できます。また、もしiPhoneを長期間使わずに保管する場合は、50%充電した状態で電源を切っておくと、バッテリーの劣化を防ぐのにいいそうです。

なお、iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーには、「充電サイクル」というものがあります。たとえば1日で75%のバッテリーを消費してからフル充電、翌日に25%を消費したとします。この時点で100%の電力を使ったことになり、1回の充電サイクルが完了します。

充電サイクルをこなすような充電を繰り返していくと、どのようなバッテリーでも容量は減るのですが、リチウムイオンバッテリーは充電サイクル完了ごとに減る容量が少ない設計となっています。

また、充電する前には電池を使い切った方がいいという話をよく耳にするかもしれませんが、実は充電の前に完全に使い切る必要はありません。iPhoneの設定を最適化したり低電力モードを使ったりしながら利用することが、最終的にはバッテリーを長持ちさせることになるようです。