5分でiPhoneの迷惑メールのストレスを0にする方法

iPhoneに届く迷惑メールに悩まされているのなら、この記事があなたの力になれるかもしれません。

多くのiPhoneユーザーは、「メール」という初期搭載アプリで携帯アドレスのメールを送受信しているはずですが、このアプリには迷惑メールのフォルダ分け機能はありません。よって、迷惑メール対策は、各キャリアのサーバにユーザーログインして行いましょう。

またそもそも携帯メールを使わずに済むコミュニケーション方法や、迷惑メールを誰がなんの目的で送信しているかという部分の話もしていきます。

読み終わるころには、あなたのiPhoneが迷惑メールに悩まされることもなくなるでしょう。

メールアドレスを変更する
もっとも強力な方法です。後述しますが、世界中の悪徳業者がいろいろな手段を用いてメールアドレスを収集しており、本人がいくら気をつけても知人の電話帳から自分のメールアドレスが流出する可能性があります。

つまり時間が経つほどそのアドレスは迷惑メールの標的になりやすくなるため、変更することで完全なリセットが可能です。

もちろん新しいアドレスを知人に通知する必要がありますが、その際に知人が指定したアドレスのみを受信する設定だった場合、メール以外の手段でアドレス変更を知らせなければいけません。

【間接的対処】iPhoneへの迷惑メールの影響を減らす方法

無料メールを活用し、キャリアメールの使用を限定する
携帯キャリアのメールアドレス変更は少々手間ですよね。またスマホは基本的にメール着信がユーザーに通知されるため、メールの開封率がパソコンのメールにくらべ高い傾向にあります。だからこそ悪徳業者にとって、携帯キャリアのメールアドレスは美味しいターゲットなのです。

であれば、携帯キャリアのアドレスをあえて使わず、無料で取得できるGmail、Yahoo!メールなどを、携帯メールがわりに使うという手があります。

無料でいくつでも取得できる
アドレス取得の手間はほとんどかかりませんし、保有数の制限は当然ないため、個人で複数のアドレスを持てます。これにより、用途や相手によりアドレスを使い分けることが可能になります。

またいくらでも無料で手に入るため、不要なアドレスを使い捨てしても問題ありません。

パソコンからも送受信できる
パソコンで文字を打つのが得意な人にとっては、見逃せないメリット。パソコンのキーボードで素早く文字を打てます。

またiPhoneそのものが使えない状態でもメールが送受信できます。

iPhoneアプリを使えば、携帯アドレスと同じように使える
ブラウザでサービスにログインする必要はありません。専用のアプリを使うことで、携帯メールと同じように送受信できます。

また「メール」アプリに、取得した無料アドレスのアカウントを追加することもできます。

デフォルトの迷惑メール対策に期待できる
Gmailなど大手の無料メールは、強力な迷惑メールのフィルタリング機能を搭載しています。世界中のユーザーから集められた情報により、特別な設定をすることなく迷惑メールの可能性が高いものを排除してくれます。

LINEなどコミュニケーションできるアプリで代替

そもそも迷惑メールが届くのは、メールアドレスがオフィシャルなものであり、アドレスさえ合致していれば、他人でも送信や受信ができてしまうからです。

家族や友人とメッセージをやりとりするのなら、お互いが認可しあっていなければ通信できない、LINE、カカオトーク、Skypeなどのコミュニケーションツールを使う手があります。

また、Facebookユーザー同士が通信できるメッセンジャーや、海外ではユーザーが非常に多いWhatsAppも頼りになります。さらに、電話番号同士でメールをやりとりできるSMSという選択肢もあります。

なぜ迷惑メールがiPhoneに届くのか
営利目的で大量の迷惑メールが送信されている
俗に言う迷惑メールのうち、純粋に他人に迷惑をかける目的で送信されているものはほぼありません。以下のような、送信者がなんらかの金銭的メリットを得る目的で、大半の迷惑メールは送信されています。

アダルトや出会い系
ドラッグの販売
アフィリエイトのリンク
非合法な仕事の斡旋
ワンクリック詐欺
フィッシング詐欺
そして営利目的とはいっても、通常の方法で売り込むことのできない怪しげなものを大量に拡散しているのが迷惑メールですから、上記のような怪しいメールを受信してしまっても、興味を持たずすぐに破棄すれば問題は起きません。言い替えれば、本文を読み、興味を持ってしまう人がいるかぎり、迷惑メールはなくなりません。

また迷惑メールの送信は、ゾンビパソコンと呼ばれる犯罪者に秘密裏に操られているグループ化されたパソコンにより、常時送信されています。1分間で1000通以上、1日に100万通以上の迷惑メール送信を行うゾンビパソコンのグループも確認されています。

犯罪者にとっては、コストがほぼかからず、送れば送るほど利益になるのですから、迷惑メール送信が完全になくなることは当面ないでしょう。

メールアドレスは収集され、販売されている
それでは迷惑メールを大量に送信する犯罪者は、送信先をどのように確保しているのでしょうか。

インターネット上では、以下のような手段で常にメールアドレスが収集されています。

不正なスマホアプリを本人に気づかないようにインストールさせ、端末内の電話帳ごと盗み取る
あるサービスを利用するために登録されたメールアドレスを他のサービスに流用
手当たりしだいにメールを送り、送信が成功したアドレスのみをリスト化する
インターネット上を巡回し、WEBサイトなどに書き込まれたアドレスをリスト化する
そして収集されたアドレスはリスト化され、そのままインターネット上で販売されてます。アドレスの種類や属性(無料メールor携帯メールなど)によっても価格は変化しますが、一例として1000アドレスで0.5ドル~10ドル、10万アドレスで70ドル~150ドルほどで取引されています。

また正規のサービスに登録したアドレスが、同意した規約の範囲内で別のサービスの情報送信に用いられるケースもあります。

アドレス収集や迷惑メールのパターンなどは、『徹底解剖!迷惑メールの仕組みを全て知り、被害をなくす方法』で詳しく解説しています。

まとめ
iPhoneの迷惑メール対策と、迷惑メールが無尽蔵に送られ続ける仕組みを解説してきましたがいかがでしたか。

将来的にはともかく、しばらくの間は迷惑メールがなくなることはないでしょう。だからこそ、対策と知識を持つことで快適にiPhoneを使うことができるはずです。