スマホにスクリーンロックが必要な理由とOS別の設定方法

スマホでスクリーンロックをかける方法
Android、iOSそれぞれに共通してスクリーンロックをかけるには、電源ボタンを押して画面をオフにするだけです。再度電源ボタンを押して操作をしようとすると、スクリーンロック画面から始まります。

OS別スクリーンロックの設定方法 パソコン編
スマホに続いて、パソコンのスクリーンロック設定方法を解説します。ノートパソコンなど持ち歩くことが多いデバイスをお使いの場合は、特にスクリーンロックを設定しておくことをおすすめします。

Windowsでスクリーンロックを設定する方法
Windows10でスクリーンロックを設定するには、スタートメニューの「設定(歯車アイコン)」→「アカウント」→(左メニューの)「サインインオプション」の順にクリックして進みます。
「サインインを求める」という欄が一番上にあるので、そこをクリックして「PCのスリープを解除する時間」に切り替えます。
スクリーンロック解除の方法は、同じ画面でパスワード、PIN、ピクチャパスワードから選ぶことができます。パソコンの場合はフルキーボードがあるので、番号だけのPINではなくパスワードを設定しておくのが最も手軽で確実でしょう。

Windowsでスクリーンロックをかける方法
Windowsでスクリーンロックをかける最も簡単な方法は、「Windowsキー+L」の操作です。Windowsキーとはキーボード左下部にある四角が4つ描かれたWindowsロゴのボタンです。これを押しながらLキーを押すと、即座にスクリーンロックがかかります。
ノートパソコンでは画面を閉じたらスクリーンロックがかかるように初期設定されている場合が多いので、その場合は画面を閉じて再び開いた時にスクリーンロック状態になります。

macOSでスクリーンロックを設定する方法
macOSにはスクリーンロックという名前の機能はないのですが、パソコンがスリープの状態から回復する際にパスワードを要求するように設定することで、スクリーンロックと同様の効果を得ることができます。
そのための手順は、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」の順にクリックして進み、「スリープ解除/スクリーンセーバ解除にパスワードを要求」にチェックを入れてパスワードを設定するだけです。
以後、パソコンがスリープから回復する時にはパスワードの入力が必須になります。
macOSでスクリーンロックをかける方法
macOSでスクリーンロックをかける最も簡単な方法は、「Ctrl+Shift+電源ボタン」の同時押しです。この3つのボタンを同時押しすることで、即座にスクリーンロック状態に切り替えることができます。

MacBookの場合は画面を一旦閉じるとスクリーンロック状態になります。再び画面を開いて操作する時にはパスワードが要求されます。

スクリーンロックの正しい使い方
スクリーンロックによって第三者が自分のデバイスを勝手に操作するリスクを軽減することができるわけですが、そのセキュリティ効果を維持するために留意しておきたいポイントを4つ解説します。

パスワードやパターンを他人に知られないようにする
スクリーンロックに限ったことではありませんが、ロック解除のためのパスワードやパターンは自分だけが知っているからこそ安全性が保たれます。他人に知られてしまっては意味がないので、くれぐれも他人に知られないように、また他人に知られる可能性のある保管のし方はしないようにしてください。

もし、誰かにそれを知られた可能性があるならば即座に変更することを強く推奨します。

他人に推測されやすいパスワードやパターンを使わない
一般的なパスワード管理でよく言われていることですが、他人から簡単に推測されるような単純なパスワードや、自分の名前、生年月日などを使うことは好ましくありません。ロックパターンについても単純な図形だと何度か試しただけで破られてしまう可能性があるので、自分しか分からないような複雑なパターンにしておくことが有効です。

また他のサービスや銀行のキャッシュカードの暗証番号などと同じパスワードや数字を使い回すことも非常に危険です。

ちょっと目を離す時でもスクリーンロックを習慣づける
デバイスの前から席を立つ時や、目を離す時、自分の代わりにそのデバイスを守ってくれる最大の味方はスクリーンロックです。ちょっと目を離すだけという時であってもそのスクリーンロックをかけておかないとその味方も力を発揮できません。

カフェで仕事をしている人がトイレで席を立つ際にパソコンの画面を開いたままにしている光景を目にすることがありますが、たとえトイレに行っている間だけであっても画面を閉じてスクリーンロックを有効にしておくのが無難でしょう。

パスワードは可能な限り複雑なものにする
スクリーンロックのパスワードで一番簡単なものは4桁の数字が一般的ですが、可能な限り英数字を組み合わせた複雑なものを使いましょう。

当然ながら4桁の数字よりも英数字を含んだパスワードの方が安全であることがその理由です。

生体認証のデバイスが増え、指紋や顔の認証でスクリーンロックの解除も簡単になり、毎回のロック解除にパスワードを入力する機会は減ったので少々複雑なパスワードであっても生体認証が無い時と比べると手間は格段に減ったはずです。

万が一、パスワードを入力するところを人に見られても4桁の数字よりも覚えられる可能性は低いと言えます。

スクリーンロックだけに言える事ではありませんが、パスワードは推測されにくい複雑なものであるに越したことはありません。

まとめ
パソコンやスマホを何者かに勝手に操作されてしまうことの恐ろしさは記事の冒頭で解説した通りですが、これらのリスクは多くの方がすでに認識されていることだと思います

特にスマホはコンパクトで持ち歩きやすい上に個人情報やプライバシーの宝庫とも言われており、紛失や盗難が現実になった時のリスクはとても高くなってしまいます。万が一紛失や盗難が現実になった時であっても、中にある情報を守るためにスクリーンロックを習慣づけておきましょう。