Windows Defenderの実力

第三者機関による性能テスト結果
プリインストールされているWindows Defenderだけに、その実力はどれほどのものなのか、気になる方は多いと思います。代表的なセキュリティソフトの性能や速度などを検証する第三者機関である、「AV-Comparatives」が発表している2017年8月の検証結果を見てみましょう。

下に並んでいるのがセキュリティソフト名で、「Microsoft」となっているのがWindows Defenderです。

緑色になっている部分がテストでもしっかりと脅威をブロックしたという意味なので、緑色の部分が多ければ多いほど信頼度が高いと読み取れます。Windows Defenderも決して悪い結果ではありませんが、黄色部分の「User dependent」の比率が大きく、これはユーザーの設定に依存する部分が大きいことを示しています。

つまり、ユーザーの設定次第では黄色部分の一番下まで信頼度が落ちてしまう可能性があるということです。

Windows Defenderの役割は「必要最低限」
前項の「AV-Comparatives」による評価でも決して悪い結果ではなかったWindows Defenderですが、その役割はやはり必要最低限であると認識するのが妥当です。

セキュリティソフトのインストールを任意にすると、意識の個人差によって無防備な状態になってしまうユーザーが発生します。そのユーザーが使っているパソコンがマルウェアに感染して被害を及ぼす(例えばDDoS攻撃に加担させられるなど)ケースが増えたため、強制的に何らかのセキュリティ対策をしておく必要があるとの判断からWindows Defenderがプリンストールされるようになったものと思われます。

最低限のセキュリティを確保するという目的は果たされていますが、次々と新しい脅威やリスクが登場していることを考えると、やはり本格的なセキュリティ対策が必須と言わざるを得ません。

Windows Defender以外のセキュリティソフトを入れる必要はある?
前項で、必要最低限であるというWindows Defenderの位置づけを解説しました。Windows Defenderは最も基本的な機能である「ウイルス対策」また同様に最も基本的なネットワーク保護機能である「ファイアウォール」がメインであり、それ以外の部分でセキュリティを確保するためには、やはりそれを本業としている専門のセキュリティソフトの導入が好ましいところです。

特にネットバンキングやクレジットカードの管理、通販など金銭に関わるサービスを利用する方は、代表的なセキュリティソフトの無料体験版を導入するのも良いでしょう。

トレンドマイクロ社のウイルスバスター以外はそれぞれ最適化されたファイアウォールを搭載しており、Windowsの内部から外部に向けての通信を監視しているため、無料ソフトと比べて大切な情報が盗まれる可能性は低いと言えます。(ウイルスバスターはWindows標準のファイアウォールをチューンすることでほぼ同様の機能を実現しています)

以下が無料体験版を用意している代表的なセキュリティソフト一覧です。これらの有料版セキュリティソフトは期限内であればどの製品も有料版と同様の機能が無料で使用できます。体験版使用にクレジットカード番号などは不要です。(ノートン以外の製品に関してはそれぞれの会社の手順に従ってください)

Windows Defenderを除くノートン以外の製品をご使用の場合は、体験版をインストールすることは出来ませんがノートン セキュリティスキャンを無料でお試しいただけます。ノートン セキュリティスキャンは他社製品との共存が可能なWindows用の無料スキャンツールで、マルウェアに感染していないかどうかのチェックを手軽に行う事ができます。

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