『トランスタイプ』『スイッチングタイプ』ACアダプタには大きく分けて2種類あります。

ACアダプタには大きく分けて2種類あります。

1つは『トランスタイプ』

大型のコイルでできた電源トランスを使って電圧を換える電源装置です。
電源トランスが大きくて重いため、手に持った時ズシリとするACアダプタはだいたいトランスタイプです。
出力される電圧は一定ではなく、定格に記された電流を消費した時に定格の電圧になるように設計されています。
そのため、機器をつながずに電圧を測ると定格の1.5倍程度の電圧を出力します。
ノイズがあまり発生しないため、オーディオ機器などで使われることがありますが、小型・軽量が重視される昨今ではあまり見かけなくなりました。
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もう1つは『スイッチングタイプ』です。

重たい電源トランスが入っていないため小型・軽量化が容易なので、現在主流となっています。

スイッチングタイプはどんな状態でも一定の電圧を出力するので故障した時も分かりやすいです。
スイッチングタイプは半導体を使って高速でスイッチをON/OFFする事により電圧を変化させます。
その為、高周波ノイズとよばれるノイズが発生しやすく、オーディオに雑音を加えたり、電波通信をジャマしたりする事があります。
また、同じスイッチング方式でしたら、定格電圧が同じで、定格の電流値以内であれば多くの場合使用することができます(※例外あり)。
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