【iPhone】バッテリー劣化を防止する3つの対策とは?

バッテリー劣化を防止する3つの対策

ここまでiPhoneのバッテリー交換について見てきましたが、最後にバッテリー寿命を長持ちさせるポイントについて、いくつか挙げておきます。

(1)適正温度(※Appleによると16~22°C)を超えた状態で充電しない
(2)充電中はスマホケースをはずすこと
(3)新しい節電技術を利用するため、最新のソフトウェアにアップデート

基本的には上記3つを守ることで、バッテリーの劣化を抑制する効果に期待できます。また、もしiPhoneを長期間使わずに保管する場合は、50%充電した状態で電源を切っておくと、バッテリーの劣化を防ぐのにいいそうです。

なお、iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーには、「充電サイクル」というものがあります。たとえば1日で75%のバッテリーを消費してからフル充電、翌日に25%を消費したとします。この時点で100%の電力を使ったことになり、1回の充電サイクルが完了します。

充電サイクルをこなすような充電を繰り返していくと、どのようなバッテリーでも容量は減るのですが、リチウムイオンバッテリーは充電サイクル完了ごとに減る容量が少ない設計となっています。

また、充電する前には電池を使い切った方がいいという話をよく耳にするかもしれませんが、実は充電の前に完全に使い切る必要はありません。iPhoneの設定を最適化したり低電力モードを使ったりしながら利用することが、最終的にはバッテリーを長持ちさせることになるようです。